骨隆起。
こんにちは。院長の金藤です。
上顎の真ん中にあるコブ。
これは骨隆起と言います。
名前のとおり、骨が盛り上がってコブ状になったもの。
薄い粘膜に覆われていて、触ると硬いものです。
腫瘍などとは違うので、不都合がなければこのままで問題はありません。
不都合になるのは、入れ歯になった時ですね。
大きな骨隆起があると、これがじゃまして入れ歯が作れない時があります。
その時は切除したり外科的な処置が必要です。
ゆっくりゆっくり大きくなるので、ほとんどの方が言われて気づく程度ですが、たまに心配になって来院される方もおられます。
原因は、歯にかかる負担が大きいと、歯を守るために周りの骨が分厚くなるため。
骨隆起ができる患者さんは、ほとんどの方が歯ぎしりや食いしばりの癖があります。
この癖がある方のもっとも多いトラブルが、歯の破折です。
歯が根っこまで割れてしまうと、残念ながら抜歯になる可能性が大きいんです。
骨隆起自体は大きな問題ありませんが、歯ぎしりや食いしばりの癖は問題です。
夜間の歯ぎしりは、マウスピースで対応できます。
気になる方は、遠慮なくご相談くださいね。
2018年8月21日 | カテゴリー:BLOG ハーモニー日記 |